安倍文殊院のコスモス

甘樫の丘から桜井市の安倍文殊院へ向かいました。
安倍文殊院に着いたのは8時半を少し過ぎていたと思います。
駐車場には数台の車が停まっていました。


駐車場のすぐ後ろには池があり、金閣浮御堂が美しい姿を映しています。
池の横には木枠で囲まれたコスモスの迷路が造られていて、様々な色の背の
高いコスモスが咲いていました。
迷路は大人ひとりが通れるくらいの幅の通路が巡らされていますが、子供が
遊べるようにスタンプラリーのスタンプ台もところどころに置いてありました。



境内を少し廻り込んで迷路を見下ろせる丘にあがると、遠くまで見渡すことが
できます。
畝傍山や二上山がきれいに見えていました。
ここには安倍清明が天文観測をした場所だという石碑が建っています。
日曜日なので、家族と一緒に来た子供たちの声が賑やかでした。

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明日香・甘樫の丘のコスモス
ふたたび風の森へ
ふたたび一言主神社へ
一言主神社周辺の彼岸花

明日香から御所の一言主神社へ向かいました。
1,2枚目は一言主神社の近くの村なかを通ったときに見つけた風景です。
左奥の彼岸花の向こうに畝傍山が見えています。

一言主神社周辺は彼岸花が有名で、このときも狭い参道の停車できそうな
場所にはずらりと車が並んでいたので、私もわずかに空いたところに停め
ました。


稲穂が垂れる田んぼの畦道には赤い彼岸花がフリルのように咲いています。
参道も畦道もカメラマンでいっぱいでした。
彼岸花が咲くころには毎年のようにここへ来ていますが、時間が遅いことも
あるのか、こんなに混んでいるのは初めてだったように思います。


あまりに人が多いので、少し畦を歩いて撮影してから、そそくさと引き上げる
ことにしました。
もう一度早朝に出直して来ようと思いました。

明日香・稲渕の彼岸花 その2
明日香・稲渕の彼岸花 その1

9月21日 明日香の稲渕に出かけました。
稲渕は石舞台古墳の南側ですが、道路沿いのあちこちに駐車場はありません
という看板が立てられていました。
棚田が見えるあたりまで行くと道路の中央線の上や、路側帯などに緑色の
コーンが並べられています。
私は知らなかったのですが、この日は彼岸花祭りが開催されるのでした。


午前8時ころに着いたのですが、もうすでにかなりの人出でした。
稲淵を通りすぎた奥の道路沿いには車を停められるので、空いているところを
探して停めました。
あとは歩いて棚田の中の農道を歩くことになります。


農道には間隔を開けて様々な案山子が並べられていて、観光客の投票による
コンテストも行われるということでした。
「案山子ロード」というのがあって、そこに入って歩き始めました。
大きなカメラを抱えたカメラマンの姿が目立ちます。
彼岸花はよく咲いているのですが、まだ少ないような気がしました。

笠の蕎麦畑 その2

蕎麦畑が両側に広がる道路をウロウロしていると、公園の駐車場があったので
そこに車を停めました。
笠は標高が高く、車の温度計は18度になっていました。
長袖のTシャツ一枚で歩き始めたのですが、さすがにひんやりするのでまた
車に戻って上着を重ねました。


初めて来たのでどこで撮影するのがいいのかわかりませんでしたが、道路を
挟んで反対側の丘のほうにカメラマンらしき人影が見えたので、そこまで歩く
ことにしました。
丘の途中まで行くと両側に白い蕎麦畑が広がりました。
全部で4,5人のカメラマンがいらっしゃいました。


曇っていて陽射しはないのですが、青空も見えていました。
蕎麦畑の中の農道を往きつ戻りつしながら1時間くらいいたと思います。
帰りにもう一度神社の裏参道前の蕎麦屋さんの前を通ったのですが、11時
だというのにたくさん車が停まっていました。

笠の蕎麦畑 その1

橿原市から桜井市に入り、国道169号線を天理方面に向かいます。
JR巻向駅近くの巻野内という交差点から東に入ると、しばらくは住宅があったり
山の辺の道を横切ったりしながらどんどん登って行きます。
そのうち人家もなくなり、ひたすら山の中を走っていくのですが、ところどころに
笠山荒神社の案内表示があって、それを目指しました。


やがて視界がひらけて、左には神社の鳥居、右側には蕎麦畑が見えました。
まずは鳥居の横を抜けて神社へ行ってみました。
こちらは裏参道で、車で本殿の近くまで登れます。
神社の入り口の前には蕎麦屋さんが1軒ありました。
野菜の販売もしているようで、数台の車が停まっていました。


鳥居脇に建てられた説明板には「荒神発祥の社 日本第一笠山荒神社」と
記されています。
神社の参道へ入って、少し登ったところが本殿でした。
荒神は台所の神様で、笠山荒神社は日本三荒神のひとつとされています。
参拝してからこの周辺の蕎麦畑を観に行きました。


彼岸花とホテイアオイ
宝塚歌劇100年展と曽我蕭白 鳥獣画の探求展

9月17日 神戸でふたつの展覧会を観てきました。
ひとつめは兵庫県立美術館で開催中の「宝塚歌劇100年展」です。
宝塚歌劇100年の歴史をたくさんの写真で辿るもので、衣装や小物などの
展示もいくらかありました。

最初は温泉施設の興業のような形で、プールを改造して始まったそうです。
「カチカチ山」なんて催しもありました。
ところどころに撮影可能な場所があったので撮影してきました。


ふたつめは5kmほど離れたところにある香雪美術館で開催中の「曽我蕭白
鳥獣画の探求展」です。
小さな美術館ですが、きれいな前庭があります。

展示物の点数も少なかったのですが、曽我蕭白は好きだということもあって
本物を観れたのは良かったと思います。

葛城山麓線 その2
葛城山麓線 その1
みなみかわち歴史ウォーク その2

野中寺のあたりまで来ると古墳が多くあります。
藤井寺市から羽曳野市あたりに広がる古市古墳群には大型の前方後円墳が
たくさん含まれて、このハイキングでもそれらを縫うように歩きました。

辛國神社

葛井寺
野中寺から北へ向かって、近鉄藤井寺駅の近くの辛國神社の境内を抜けて
葛井寺の前を通ります。
葛井寺は藤の咲くころに何度も参拝しているので入らずに、門前を真っ直ぐ
南へ下るとアイセラシュラホールという藤井寺市のホールの前に出ます。

このホールは藤井寺市の施設ですが、市内の古墳で出土した「修羅」という
古代の橇(そり)の形を模してあります。
修羅は古墳などに使う巨石を運ぶものでした。


道明寺

ここからは住宅街や古墳の周囲などを抜けて道明寺に至ります。
このあたりは藤原道真の祖先の根拠地で、大宰府に赴く前にこの寺にいた
叔母を訪ねて寄っています。
ハイキングの終着点はすぐ先の道明寺天満宮でした。
天満宮も梅が咲くころに何度も来ているので、境内は見ませんでした。

道明寺天満宮
みなみかわち歴史ウォーク その1

9月7日 運動不足解消を兼ねてハイキングに参加してきました。
「みなみかわち歴史ウォーク」という3回連続のハイキングの第1回目です。
受付は近鉄南大阪線の布忍駅から少し離れた布忍神社の境内でした。
駅からの道も蟻の行列のようでしたが、神社の境内は蟻の巣のようでした。
受付で地図をもらって、あとは地図を頼りに各々自分のペースで歩くだけです。


しばらくは神社の前を流れる西除川の川沿いの遊歩道を南へ下って行きます。
川も遊歩道もあまりきれいだとは言い難く、足元に気を配りながら歩かなけ
ればなりませんでした。
そのうち竹内街道という古代からある道筋に合流していきました。
もちろん現在は竹内街道だと言われなければわからないような普通の生活
道路で、車もよく通っていました。


道路沿いには古い道標や歴史のありそうなお堂などが残っています。
やがて野中寺の門前に出ました。
野中寺は聖徳太子が建立した48寺のひとつだとされています。
境内では休憩や昼食をする人たちがたくさんいました。



本薬師寺跡のホテイアオイ その3
本薬師寺跡のホテイアオイ その2
本薬師寺跡のホテイアオイ その1
スーパームーン
中秋の名月
天王寺七坂スタンプラリー
扇町から天王寺まで その4

愛染坂を下って路地をほんの少し歩くと清水坂です。
上り坂の右側の壁の向こうが清水寺で、坂の上から境内に入ると西向きに
視界が広がります。
墓地を抜けて石段を下ったところに大阪市内で唯一の滝「玉出の滝」があります。
形は京都の清水寺とそっくりで、3本の石柱の先から水が落ちています。


清水寺の正門を出るとすぐに天神坂ですが、坂は登らずに目の前の小さな
石段を上がると安居神社の境内に入ります。
安居神社は大阪冬の陣で真田幸村が戦死した場所で、本殿脇には幸村の
像とともに碑が建てられています。


安居神社を抜けると国道25号線に出ます。
この交通量の多い坂が最後の「逢坂」です。
国道の向こうに一心寺が見えています。

一心寺はいつ来ても参拝者の多い寺で、この日も境内は混んでいました。
斬新な山門の両脇の仁王像や、門扉の天女のレリーフなどは見逃せません。
境内の墓地からは通天閣がよく見えます。

ここから天王寺駅まで下ってJRに乗りました。
結局、この日は17kmほど歩いていました。
扇町から天王寺まで その3
高津宮から少し南に下ると千日前通りという大きな通りに出ます。
千日前通りの南側にある生國魂神社へ行くことにしましたが、ここまで来て
天王寺七坂を思い出し、ついでに歩いてみることにしました。

生國魂神社北門
千日前通りから生國魂神社の北門へ上がる坂道が最初の坂「真言坂」です。
北門の両側には大きな灯籠がありますが、これがこの前の八軒家浜の古い
灯籠かなと思いました。(はっきりわかりません)

源聖寺坂
境内を抜けて東門の大鳥居の前の道を南へ行くとすぐに、両側にお寺が並ぶ
寺町のようなところになります。
その最初の辻を右に行くと「源聖寺坂」という坂があり、西へ下って行きます。

口縄坂
このあたりは上町台地という台地で、西側に下る七つの坂があります。
もう少し南に下ると次は「口縄坂」で、降り口の脇にはこの坂が出てくる小説の
一文が刻まれた織田作之助の碑が建っています。

愛染堂


口縄坂のすぐ南側にあるのが愛染坂で、降り口の脇に愛染堂が建ちます。
境内には大きな本堂や多宝塔、縁結びの霊木とされる「愛染かつら」などが
あります。
ちなみに愛染かつらの葉っぱはハート型です。


扇町から天王寺まで その2
天満橋からは谷町筋を南へ下ります。
11時を過ぎていたので、ビルの谷間の日陰を辿りながら歩きました。
谷町7丁目の交差点まで来た時に、知った風景を思い出しました。

この交差点を東に入ったところに、道路の真ん中に御神木が残されています。
道路をカーブさせてまで、舟形に囲まれた土地にざっくりと枝を切り取られた
御神木と鳥居、祠などが建っています。
実はこのあたりには他にも同じような御神木が数カ所あります。

交差点の南東側のビルの脇に近松門左衛門の墓があります。
普通に歩いていると通りすぎそうなくらい狭い入口の横に説明板が立てられて
いて、5mほど奥に小さなお墓が建っています。
元々はこの地にあった寺の境内にあったのですが、寺の移転に伴い墓だけを
この場所に移転、改修したそうです。


今度は谷町筋を西側へ入って、500mほど歩くと高津宮です。
午後の陽射しはきつかったのですが、境内は樹木がうっそうとして長い参道や
石段はまだら模様になっていました。
参拝するひとがちらほらいらっしゃいますが、静かでした。


扇町から天王寺まで その1

9月2日 JRのハイキングに参加しようと集合場所の扇町公園へ行ったの
ですが、勘違いで実は3日だったので誰もおらず、しかたなくひとりで適当に
歩くことにしました。
自分の記憶だけを頼りにところどころでスナップ写真を撮ってきました。
写真は扇町公園の入り口に残された競技用プールの名残です。
奥の青い建物は関西テレビです。


まずは天神橋商店街のアーケードの中を南へ下ります。
もうすぐ天神橋というところで商店街を外れると大阪天満宮です。
南向きに開く大門の下に立つと干支や方角が刻まれたカラフルな円盤を
見ることができます。
正面が大きな本殿で梅のマークが入った提灯がたくさんぶら下がっています。


大門を出るとわずか10mほど東側の料亭の門前に「川端康成生誕の地」碑が
あります。
現在はありませんが、この料亭が建つ場所に生家がありました。


そこからふたたび商店街に戻って、天神橋に出ました。
天神橋の南詰を八軒家浜まで歩きますが、ここは先日中之島公園を歩いた
時に紹介しているので特に撮らず、川の駅で休憩しました。